山崎パンが使っている臭素酸カリウムという添加物は、パンをふっくらさせ、おいしくさせることができます。
またカビを生じさせにくくさせる効果もあると言われています。
だから、山崎パンは他のメーカーのパンに比べると、なかなかカビが発生しないのです。
しかし、この臭素酸カリウムは怖い発がん性物質としても知られています。
かつてはパン生地、魚肉練り製品などの改良材(食品添加物)として用いられたが、
ラット腎臓における発癌性が指摘され、国によっては使用が禁止・制限されている。
国によっては全面禁止されている国もありますが、日本やアメリカでは臭素酸カリウムの含有量の規制とラベルへ表記の徹底を義務付けているレベル。
なぜ全面禁止している国がある中で、日本は規制止まりなのか疑問。あの中国でも全面禁止しているのに。。。
イギリスは1990年、ドイツは1993年、カナダは1994年、中国は2005年、
食品への使用を禁止した。JECFAは1995年に「臭素酸カリウムの小麦粉処理剤と
しての使用は容認できない」と結論している。
山崎パンでは国内の基準地以内の使用だから安心です言っています。
それでも怖いですよね!
ただ臭素酸カリウムの危険は、もっと身近なところにある!
「山崎パンは添加物をガンガン使っていて危険」と言うのは、恐怖をあおって少し言い過ぎな面もありますね!
最近はキャッチーなタイトルを付けて煽動する輩も多いので注意が必要です。
山崎パンは製パン工程では添加剤として基準値以下の30ppmの臭素酸カリウムを加えてますが、製パン段階の加熱で臭素酸カリウムの殆どは死滅してしまい最終製品である通常の食パンの場合では、0.5ppb程度の含有量になってしまいます。
それに比べてもっと身近にある水道水の臭素酸カリウムの基準は10ppbです。
ミネラルウォーターを飲む方も増えてきましたが、生活の中のお風呂や洗面所、料理、洗濯から全てミネラルウォーターに変える訳には行かないでしょう。
山崎パンの20倍も臭素酸カリウムの基準値が高い水道水の方が危険です。
結局、臭素酸カリウムは良くは無いですが、摂取量で気にならないレベルが日本のパンのようです。
発がん性物質よりも、もっと怖いものがある!
ただある専門家によると、発がん性物質よりももっとも怖いのが、パンに発生してしまうカビの方が、有害で怖いと言ってます。
カビの種類はたくさんあるので一概には言えないですが、そのうちの一つであるアフラトキシンは大変有害な物質として知られています。
臭素酸カリウムもアフラトキシンも、どちらも体にとって有害であることは間違いないのです。
ただ両者を比較すると、カビの方がもっと有害であるという意見もあることは知っておくと良いと思います。
もちろん、カビの生えたパンを食べなければ一番良いわけですが、カビはすぐに発生します。知らず知らずのうちにカビの生えたパンを口に入れてしまうことはありうることです。
何でも手に入る便利な世の中になってますが、自分の口にするものぐらいは気を付けていきたいですね!